2010.12.05

Valentina Arrighetti

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   イタリア・センター、バレンティーナ・アリゲッティ

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             アメリカに勝利!

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上の写真は、11月7日、名古屋の第2次ラウンドで撮ったもの。
第1次ラウンドから調子が良くなかったイタリア。アメリカに勝てるとは思わなかった。選手たちも厳しい戦いになると予想していたのか、勝利後は大喜び。
中でもアリゲッティがポロポロ泣いていたのでびっくりした。でもこの涙で、アリゲッティの株が私の中で急上昇した。

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               爪噛み・三部作

これはアリゲッティを初めて見た、去年のグラチャンのときのもの。このときは控えで殆ど出番がなかったが、いつ見ても爪を噛んでいた。
今回はスタメンだったので、まさかコートの中では噛まないかと思ったら、やっぱり噛んでいた。
そして、歩く姿はまるで男性・・・(笑) 肩をいからせ、がにまたで歩く。コートの中で短い距離を移動するだけでも、そういう歩き方だった。
名古屋初日のドイツ戦では、初めのうちドイツが非常に乗っていて、思うようにプレーが出来なかったせいか、アリゲッティの爪噛みも頻繁だった。そのうち、途中で交代してベンチに下がったとき、ガーーン!とすごい音が響き渡った。何かと思ったら、いらいらしたアリゲッティがベンチを蹴った音だった。すぐに主審に注意を受け、「すまんすまん」と言うように手を上げて謝る姿も、まるで男性だった。

と書くと悪いことばかりのようだけど、そんなことはない。アリゲッティが非常に一生懸命プレーをしているのはわかったし、ミドルブロッカーとしてもとてもいい選手。まずはブロックがいい。ブロードもいいし、クイックも時折決める。アリゲッティがバレー選手で最も尊敬するというジョーリ様の域にはまだまだ及ばないとしても、これからが楽しみな選手。

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    カメラを向けたら目が合った。 「きれいに撮ってよ」

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 鮮やかすぎて凄すぎて、「ジョーリ様」「ジョーリ神」と呼びたいジョーリ様

アリゲッティ、いい選手なんだけど、しょっちゅう爪は噛むし、ベンチは蹴るし、歩き方は男だし・・・いったいどういう選手なんだろう?という興味を持って、上記のアメリカ戦を見ていた。見ていると、自分自身もチームも調子がいい時は、爪を噛まない。癖ですぐに口元に手を持っていくけど、噛むまではいかない。

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アリゲッティのニックネームはPiske。(ピシケ?ピスケ?)
公式サイトによると、まだ少女の頃から頑固でひとつのことに熱中する性質で、「Piske」というあだ名がついたということなんだけど、意味がわからない。Piskeはイタリアで有名な誰か(主人公とか?)の名前なんだろうか。
もしわかる方がいらっしゃったら教えてください。

男らしいと思っていたアリゲッティが、試合後にわーわー泣いていたのにはびっくりした。
でも純情なんだなと思った。引き上げるとき、ジョーリに「がんばったね」というように声をかけられ肩を抱かれて、とても嬉しそうにしていた。(写真を取り損ねて、残念)
泣いたり怒ったり笑ったり爪を噛んだり、忙しいアリゲッティだけど、今後も注目していきたい。

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2009.09.20

Novara

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       アシスタントコーチ、中田久美さん (WGPにて)

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      セッター、キリロワ。 左は夫で元ロシア監督・カプララ

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          アメリカ代表、Tom Logan

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          オランダ代表、Manon Flier

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          ドイツ代表、Margareta Kozuch

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          ポーランド代表、Anna Podolec

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          左、ポドちゃん。(右、グリンカ)

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          イタリア代表、Jenny Barazza

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いやもう豪華過ぎだろう、というこのNovara(イタリア・セリアA)のメンバー。
一番びっくりなのは、44歳のキリロワがいまだ現役でトスをあげるということと、その昔ライバルと目された、同い年の中田久美さんがアシスタントコーチとして参加すること。それも最初はジュニアのコーチか?と言われていたのに、今久美さんのブログを今見たら、U-14とA-1(トップリーグ)担当とのこと。素晴らしい!!

そして、オランダ、ドイツ、ポーランド、それぞれの国の若きエース3人と、イタリア代表ベテランのバラッツァとパッジ、アメリカのトム・・・と、これでもか!というラインナップ。ノバラは2年連続でリーグ準優勝なので、今年こそは何がなんでも優勝を!というところだろう。それにしても、お金持ちなんだなあ、このチーム。

選手の中で、注目はトムか。このメンバーの中で、うまくやっていけるのかなあ、という意味で。
アメリカの雑誌「Volleyball Magazine」の7月号に、「Freedom Child」と題して、トムへのインタビュー記事がある。そこに、久光でのことが書かれてあった。曰く、
”・・・日本ではほとんど一人で過ごした。それは練習で疲れていたこともあるけど、文化の違いが主な理由だった。私にとって、言葉の違いだけでなく、日本のやり方に合わせることは、とても大変だった。私はアメリカ人だから、納得しなかったり疑問に思ったことは、話し合え、と教わった。でも日本は「very old culture」で、(言われたことに)疑問の余地なく従う。”

要は、日本のやり方に全く合わなかったということだろう。
たしかに、決勝ラウンドの頃、トムはひとりでぷんぷん怒っていた。チームの中で、明らかに浮いているように見えた。リーグの最初の頃は、チームに溶け込もうと一生懸命努力しているのがわかったけど、その頃にはもうそうした努力は投げ出しているように見えた。
決勝戦で、始まってすぐのタイムアウトのときに、橋本選手に何かまくし立てていて(隣でスタッフが通訳していた)、橋本選手は泣きそうになって、ただただうなずくだけだった。そのときの写真がこれ。

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 写っていないが、左で、自分のことを指差して話しているのがトム。

全日本で竹下選手の跡を継ぐとばかり思っていた橋本選手が、久光をやめて、一体どうしちゃったんだろう、と思っていたら、スウェーデンリーグに行くそうだ。スウェーデンは、ビーチは人気だが、インドアは聞いたことがない。
以前車体にいたスウェーデン人のアンジェリカは、インドアが自国で盛んでないので、大学からアメリカの強豪・ハワイ大に進学し、卒業後はずっと海外リーグを転々としていた。
だから、そんなに強いリーグではないと思うけど、異国でひとりでチャレンジすることに、意義があると思う。
以前久光にいたトーマス選手(アメリカ)が、「日本のチームにいたときは、セッターの鶴田(原)選手が英語が堪能で、コミュニケーションが充分にとれて良かった」とインタビューで答えていた。やっぱりこれからのセッターは、英語は必須なんじゃないかと思う。
去年かおととし、WGPに来て、海外チームの試合をスタンドの隅で見ていた橋本選手を見たことがある。席はあたり一面空いていたが、ずーっと席から立ち上がって、食い入るように見ていた。ラフな格好で、男の子みたいだった。全日本に入りたいんだろうなあ、と思ったが、今は試練のときか。頑張ってほしい。

話を戻して、トム。

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一抹の不安はあるが、トムは"Jenny"郎平や吉田監督とはうまくいっていたようなので、久美さんともうまくいくかもしれない。何考えてるんだかわからない日本人じゃなく、「てめぇら・・・!」の久美さんだから。日本人でも、こんなにはっきり言う人がいるんだ!!とトムも感激するかもしれない。
あらゆる意味で、久美さんには大きな期待をしたい。

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2007.11.20

World Cup/表彰式

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            MVP、シモーナ・ジョーリ

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      左、キャプテン・ロビアンコ、右アンツァネッロ

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     左から、アゲロ、フェレッティ、デルコーレ、ジョーリ

無傷のイタリア、全勝優勝。
強かったー!凄かったー! という印象をあまり受けないのに、攻守共に穴のない、破綻のないバレー。司令塔ロビアンコが背中を痛めて抜けても、控えのフェレッティが最後の3試合を全く問題なく務めた。層の厚さも完璧。
雄たけびリニエーリやチェントーニ、スパイクの破壊力抜群だったトグット・・などがいなくなって、随分地味な印象にはなったけど、3年ぶりに代表に復活したジョーリの活躍が、なにより嬉しかった。

以前にも書いたけど、ジョーリはアテネ直前に代表から外された。アテネ後に、「北京を目指す」という記事が出ていて(詳細はこちら)、そこに、彼女は「Ms.Block」(記事中ではイタリア語だったが、なんと言うのか忘れた)と呼ばれているが、「ブロックだけ」と揶揄されたり、「ジョーリの時代は終わった」という声もある、と書かれていた。
でも今回復活を果たしたジョーリは、終わったどころか以前よりずっと洗練されたプレーヤーになっていた。ブロック、速攻、ブロード、特に芸術的なブロードには、打つたび会場中からため息のような感嘆の声が上がっていた。

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そして、なにより彼女の特徴であった「怖さ」が随分と和らいでいた。以前は、ネット前で両手を広げて相手を威嚇している姿など、怖くて怖くて、夜中に会ったらどうしよう・・・と思ったものだ。
今回は、相手は関係ない、自分が最高のプレーをするだけだ、というような、自信と落ち着きに溢れた表情をしていた。挫折を乗り越え、母になり、新たな表情を沢山見せてくれた。でももしかしたら、もともとひょうきんな人なのかもしれない。

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     最終日、アメリカ戦でMIPに選ばれ、踊るジョーリ

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           ベストブロック賞も受賞

さて、2位になったブラジルは、今大会は「ほんとにこれがブラジル?」と思うような場面が何度かあったが(特にイタリア戦)、表彰式でもおとなしかった。2位という結果に複雑な心境だったのか。
やっぱりブラジルには、試合で思う存分暴れて、試合後や表彰式でははじけていてほしい。

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       右、好不調の波が大きかったジャケリネ

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       完全に出産前の状態に戻っていたパウラ

3位のアメリカは、シコラを中心に写真を撮ろうと思っていたのに、こちらに目が釘付け。

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                 プクーッ

浜松の開会式のときにも、ポケットに両手を突っ込み、ガムをくちゃくちゃさせながら、かったるそうに歩いていたトム。表彰式でもガム噛んでるなあと思ったら、整列時にプクーッ、パチンと何度もやっていた。
個人賞の発表など、着々と式が進む中、ふと見ると・・・

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                 ん?

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                飴玉トム

きっと彼女はいわゆるrebelなんだろう。こちらの記事を読むと、トムの人となりがわかって面白い。あらゆることに、かなり批判的な立場を取っている。
ただ、彼女の中で、バレーへの情熱は本物だと思う。名古屋初日、セルビア戦のときに足首を痛め、その後スパイクで着地するたびに苦痛で顔を歪めたり、あまりの痛みに飛び上がってけんけんをしたり、倒れてそのまま立ち上がれなくなったりしていた。それでも最後までやり通していた姿には、感動した。
そのトムのバレーへの情熱を考えると、表彰式で「ふんっ、こんなもん」というポーズをとりながらも、内心はかなり悔しい気持ちも抱えていたんじゃないか、と思う。

アメリカの他の選手たちは、シコラがかなりはじけていたものの、みんな真面目に参加していた。
と思いきや。

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                魔の手・・・

陽気なアメリカ選手たちには、今大会、本当に楽しませてもらった。
その他、個人賞受賞の主な選手。

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           Best Scorer、スコブロニスカ

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            チームメイトたちに投げキッス

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    Best Libero、カルドゥロ。愛称・カルドゥロリータ。(うそ)

FIVBのページを見ると、Best DiggerもBest Receiverも、佐野選手が一位。カルドゥロは今回、Best Diggerは6位で、Best Receiverは圏外。本来なら文句なく佐野選手が受賞するところだろう。まあ、イタリアが優勝チームだからカルドゥロが選ばれたのだろうけど、今までの大会なら、きっと佐野選手が選ばれていたと思う。なんとなく、世界選手権の余波を感じて、気の毒。
個人的には、日本戦でスーパーキックレシーブを見せてくれた、ブラジルのファビにも何か賞をあげたかった。

そして再び、MVP受賞のジョーリ。MVP候補は、ジョーリ、トム、アゲロの3人だった。

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              発表を待つ3人。

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     祝福するアゲロ。彼女にもMVPをあげたかった!

世界選手権のときとは違って、淡々とした雰囲気の表彰式だった。でもひとりひとりの選手の表情の中に、いろいろな思いやドラマを感じた。
世界選手権のときには、一体何人の選手の涙を見たか、わからない。今回は、涙は殆ど記憶にない。でも、何年ぶりかにアメリカがブラジルを破った試合など、忘れられない試合やプレーもあった。
また少しずつ、思い出しながら、更新していきたい。

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2007.06.24

2007WGP/各国情報1

本当に、久々の更新。
WGPまであと1ヶ月余り・・というわけで、まずはフランシー!

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      一昨年WGP(仙台)でのフランシー

5/23~6/2まで行われた、中国国際4ヶ国トーナメント(中国、オランダ、キューバ、ドミニカ)に、フランシーが1年2ヶ月ぶりに出場!短時間で、スパイクの機会はなかったようだけど、キューバ戦とドミニカ戦に出場。コートへの復帰は早くてもWGPあたりかと思っていたので、本当にびっくり、そして嬉しい出来事だった。
こちらのサイトの「Nieuws」のところに、フランシーのインタビュー記事が載っている。そこには、(今回の出場で)病気になる以前の状態に戻れる感触を得た、ということと、夏にはもっといい仕事をしたい、という話が載っていた。
夏・・・まさにWGP!その公式HPを見ると、オランダのチームロースターのところに、フランシーの名前がある。8月10~12日の有明で、フランシーの本格的な復帰姿を、きっと見られると信じている。

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     豪快なスパイクをきめ、仲間と雄たけびを!

WGPの他チームのロースターを見ていたら、イタリアのジョーリの代表復帰が目を引いた。彼女はアテネ直前に代表から漏れ、それ以来、3年ぶりの復活だ。
アテネの直後に、イタリアのスポーツ誌のサイトで、ジョーリのインタビュー記事を見たことがある。そこには、「私はこの1年、ずっと代表メンバーとしてプレーをしてきたのに、アテネの直前に外された。それは本当に辛く悲しい出来事だった。でも私はまだあきらめてはいない。4年後に必ず再び代表メンバーに選ばれ、北京のコートに立ちたい。それはとても困難なことだろうけど。」とあった。その頃、引退も囁かれていただけに、ガンバレー!と応援したくなった。
が、その数ヵ月後に、ジョーリ妊娠の記事を目にし、ああ、やっぱりもうあきらめたのかな?と思った。でも出産後、再びコートに立ってから好調な様子で(今期、アタック決定率54%)、チームも優勝したので、もしかしたら・・?と期待していた。
今年のWGP、イタリアが日本に来ないのは残念だけど、これからのジョーリに注目したい。

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    母になっても「泣く子も黙る・・・」ド迫力は健在か?

そういえば、世界選手権でのイタリアチーム、まだアップしていなかった。イタリアの試合は、名古屋と大阪、合わせて3試合見たのに、殆ど印象がない。
世界選手権でのイタリアは、大会直前にボニッタ前監督をめぐってのボイコットや、解任騒ぎがあって、バレーどころではない状態だったのかもしれない。特に、騒動の中心にいたベテラン選手たちが、いつもの明るく陽気でエネルギッシュな彼女たちではなかった。カメラを向けても情熱が感じられず、写真も殆ど撮らなかった。
全体にくすんだ印象のイタリアチームの中で、アピールしていたのがチェントーニやフィオリン、グイッジなど控え選手たちだった。

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       「ウフッ、アタシの出番ね」 左・チェントーニ。

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    アウトの判定に、「入ったー!」と猛烈にアピール

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        ロシア戦。シャチコワを止めた!

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        左・フィオリン。 右・グイッジ。

WGPイタリアは、ライトがトグット、チェントーニ共にいない。ふたりともリーグで活躍したので、9月のヨーロッパ選手権まで休ませるつもりなのか。ヨーロッパ選手権で2位以内に入ればワールドカップ出場は確実なので、ヨーロッパ各国とも、そちらの方に力を入れていると思う。
ボニッタ監督が新監督に就任したポーランドも、WGPのメンバーは知らない選手が多い。そのポーランドは、また次回、アップしたい。

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2006.05.20

モントルーバレー

暫くどこの国もリーグ話題ばかりだったので、海外サイトをチェックしていなかった。
久々にあちこち見てみた。

先ずはモントルーバレーのHP
チームロースターが出ていた。(ロシアとキューバはまだ)
中国、ブラジルはおなじみのメンバーだったけど、イタリアとポーランドは若い選手が多くて、誰が誰やらわからない。
特にイタリアは、ベテランはリニエーリくらいで、あとはフィオリン、オルトラーニはじめ、18~20歳くらいの若手選手がいっぱい。
ロビアンコも控えセッターのフェレッティもいないので、誰がセッターなのかもわからない。
ここから12人に絞られるとしても、本当に若い布陣になるだろう。

ポーランドも、ベテランはリクトラスくらいか。半分は、全然知らない選手で、17歳の選手もいる。
グリンカもスコブロニスカもムロズもいない。
少年もピーターもいない。

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 少年。     ピーター?

ドイツもグリュンやドムラーの名前はあるが、若い選手が多い。
去年もこんな感じだったかと思って見てみたが、去年はイタリアもポーランドもベストに近いメンバーで来ている。
今年は世界選手権があるし、その前にヨーロッパ選手権もあるので、こうした小規模の大会には若手しか出さないのかも。
この分じゃ、ロシアもガモワなし、知らないメンバーばかりで来そうだ。
CSで毎日放送があるというので、久々の国際大会だし、楽しみにしていたが、ちょっと残念だ。
ヨーロッパの国々がこうした布陣なので、日本も勝ち負けにはこだわらず、ぜひ若手選手や初選出の選手をどんどん起用してほしい。

イタリアでは、1年ぶりに見られる(多分)フィオリンに注目。
去年、ワールドグランプリではあんなに活躍していたのに、秋のヨーロッパ選手権ではメンバーから外れた。
ラストひとり、どちらにするかで、チェッラがIN、フィオリンOUT。つくづくイタリアは層が厚いんだなあと思った。

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       フィオリン。            チェッラ。

ポーランドでは、バンベルに注目。
今年24歳、センターで187cm。

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グラチャンでのていたらくに怒りまくっていたニエムチェク監督が、「唯一の収穫」と言っていたのが、このバンベル。
スパイクは囮で飛んでいた印象しかないが、ブロックが良くて、どの試合も4本5本と止めていた。
WGPのときも時々出ていたが、そのときは印象が残らなかったので、今が伸び盛りなのかも。

このバンビーちゃん(愛称)、割といつもボーッとしてしている。
笑顔は見るが、喜怒哀楽の「喜」の表情しか見たことがない。試合中にまわりが激しく抗議していても、ボーッとしている。いつも表情が殆ど変らない。
まだ慣れていないのか、元々おっとりしているのか。
いつかエキサイトした姿も見てみたい気がする。

下は、WGP閉会式後、バボちゃんと記念撮影をしようと集まったチームメイトを撮ろうとして、悪戦苦闘するバンベル。

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  撮りますよー   シャッターが降りない  そうだ、フーしてみよう

カメラに一生懸命フーフーと息を吹きかけていたが、フーしてもカメラは動かないと思う・・・・(笑)
途中であきらめていたが。
やっぱり天然系かも。

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2005.08.25

WGP~イタリア4

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 キューバ戦、勝利後のロビアンコ。

イタリア特集、ラストはやっぱりこの人、ロビアンコ。
彼女がセッターで中心にいるから、イタリアの個性的な選手たちが、伸び伸びとプレーを出来るのだろう。
以前にも紹介したけど、インタビュー記事の中で、「良いセッターとは」と聞かれ、「他の選手と良い人間関係をつくることが大事」と答えていたロビアンコ。まさに「和」のセッターだと思う。

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トス回しは正統派というのか、意外性はあまりないけど、とても丁寧で軽やかだ。
サーブも軽ーく打っているように見えるけど、効果的。
それにしても、1年ぶりに見るロビアンコは、いきなり少年から少女になっていて、びっくりした。

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     少年時代。           現在。少女に転身。

私は、それぞれの個性がよく出るので、選手の抗議姿を見るのが好きだ。
ロビアンコの抗議はいつも冷静沈着だけど、髪が伸びたせいか、しぐさがとても可愛く見えた。

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  これで審判もノックダウン。    ・・とはいかないか。

その他、印象に残った選手をアップしたい。
ライト、チェントーニの向うを張って(?)、レフトにも熱い選手が!
チェッラ、23歳。

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サーブもスパイクもどーんとふかす場面があったけど、小さくまとまらず、ダイナミックな選手に育ってほしい。

そして、キャプテン・デルコーレ。
ジョーリ不在の今大会、イタリアチームの強面部門を一手に引き受けていた感がある。

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              その指は・・?   笑っていても、ちと怖い。

緊迫した場面になると、必ずこの人が出てきた。
調子が今ひとつなのか、昨年のような活躍はなかったけど、とにかく出てくるだけで、コートの中の雰囲気がしまった。
存在そのものに、威圧感があった。
これでまだ24歳とは!
ジョーリにもぜひ復活してもらい、また強面ふたりの豪華競演を見てみたい。

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2005.08.22

WGP~イタリア3・Sara Anzanello

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Sara Anzanello(サラ・アンツァネッロ)、25歳。
昨年、川崎WGPには来ていなかったけど、OQTで見た。ブロックの印象しかなく、ブロック要員かな、と思った。
それが、仙台に行く前に、テレビで日本ーイタリア戦を見たら、速攻など動きがすごく良くなっていて、これは楽しみだなあと思った。

仙台に着いて最初に見たキューバ戦で、アンツァネッロの左肘にうっすら血が滲んでいるのに気がついた。
練習の時にでも、怪我をしたのだろうか。

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中央アンツァネッロ。

上の写真は最終日、ブラジル戦の時のものだけど、この日はかなり血が滲んでいた。
ブロックの時など痛みがあったと思うが、いつもにこやかで、そんなそぶりは見せなかった。

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アンツァネッロを見ていたら、宝来選手と重なった。
アテネ前、最後の最後でメンバーから外されたこと。ブロックが得意だけど、アテネ以降、技の幅が広がっていること。見るからに人の良さそうなところ。

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  仙台にて、宝来選手。

アテネメンバー12人の最後の1人は、パッジかアンツァネッロか(共にセンタープレーヤー)、キューバとの親善試合で決まるということだった。(詳細は、1年前、ここここに書いた)
そうなると、やはりベテランが力を発揮するのだろう、パッジが結果を残し、アンツァネッロは力が及ばなかった。選考基準が明確なので、納得は出来るだろうけど、さぞや悔しかっただろうと思う。
宝来選手が当時のことを、テレビで本当に悔しそうに語っていたけど、アンツァネッロが落とされたのはアテネの数日前なので、さらにショックも大きかったと思う。
でもアテネ前よりぐっとプレーの幅が広がったのは、やはりこの経験があったからだと思う。
選ばれる人、選ばれない人。それぞれの経験が、プラスになったりマイナスになったり、生かすも殺すもその人次第だなあ、と思った。

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2005.08.15

WGP~イタリア2・Nadia Centoni

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1年ぶりに見るNadia Centoni (ナディア・チェントーニ)。
去年は、若手という印象が強かったけど、今回はさらに若い選手が何人も入って、ベテランの貫禄さえ漂っていた。
キューバ戦やオランダ戦ではフィオリンに目が行ったが、実質決勝のブラジル戦では、さすがチェントーニ!他の若手選手とは1枚も2枚も上手というところを見せつけた。

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   お臍が見えたって・・・         気にしない!

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  ブラジル戦でのチェントーニ。大活躍の29得点。

来る来る来る!と思っていても、あの高さとパワーのスパイク、特にバックアタックは、なかなか取れないようだ。
いつでも真っ向勝負のチェントーニのプレーは、見ていて気持ちが良い。

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 ブロック2枚付かれたって・・・        あらっ

闘将レッジェーリや、姉御肌リニエーリが休養中だったこの大会、燃える闘魂部門をチェントーニが一手に引き受けていた。
百面相のようにくるくる変わる表情や、熱いプレーから、目が離せなかった。

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         吼える、吼える。

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 興奮のあまり?アンツァネッロに激しく頬ずり。

性格的には、かなり感情の起伏の大きい人だろう。
下の写真は、オランダ戦でのひとコマ。
調子が今ひとつだったチェントーニは、スパイクを外し、「なんで・・」というように、ネットをつかんでゆらゆら揺らしていた。そこにロビアンコが声をかけ、落ち着かせていたのが、印象的だった。

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 渾身の一撃。      「なんで・・・」   なだめるロビアンコ。

休養中のトグットが戻ってきたら、チェントーニは控えのライトになるんだろうか。
去年見たトグットは、物静かで控えめで、感情の起伏があまりなさそうな印象だった。チェントーニとは対照的なキャラクターで、どちらも興味深い。
今後ますますポジション争いが熾烈になるだろうけど、進化するチェントーニのプレーをまた是非見てみたいと思う。

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WGP~イタリア1・Fiorin Valentina

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  勢い余って転んでも・・・            絶好調!

Fiorin Valentina(フィオリン・バレンティーナ)、20歳。
WGPで最も印象に残った選手のひとり。
モントルーバレーの試合をテレビで見て、なんだかまたすごい若手が出て来たなあ、生で早く見てみたいと思ったけど、想像以上のパワーヒッターだった。

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上の写真は全てキューバ戦のときのものだが、特にこのキューバ戦では大活躍だった。
最後もやっぱり彼女がきめた。

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   ラスト、渾身の一撃。

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 きまった~。    メンバーも大喜び。 喜びすぎて転がる人も。

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お茶目なフェレッティ。 監督も喜びの報告。

オランダ戦もフィオリンは頑張っていたけど、なぜか負けてしまった。
実力的にはイタリアの方が明らかに上なのに、オランダには苦手意識があるんだろうか。

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ブラジルには、フィオリンはかなり研究されていたようで、シャットされる場面が多かった。連戦の疲れもあったのかもしれない。その分、チェントーニが奮闘していた。

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 ブラジル戦、アタック決めても、表情がちょっと硬かった。

あと1歩及ばず敗れたブラジル戦。
フィオリンにはほろ苦いものが残ったと思うけど、将来が本当に楽しみな選手だ。

ところで来期フィオリンがプレーする、セリアAのBigmat Kerakoll Chieriは、武富士のハニーフとロシアのゴーディナにオファーを出している。こちら
実現したら、パワーヒッター揃いのチームになりそうだ。

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2005.05.22

各国情報

FIVBのワールドグランプリのサイトに、中国のヌイヌイが年内はプレーしないというニュースが載っていた。
去年の初めに痛めて、さらにアテネの初戦で骨折した脚の状態が、まだ良くないようだ。焦る必要は全くないので、ゆっくり休養して欲しい。

なんて言うのは建前で。
うっそーー、出られないの!!??
WGP決勝の仙台で、生ヌイヌイを見られると思って、すごく楽しみにしていたのに・・・・。
ワールドカップでヌイヌイを見た友人から、「はるか頭上から、ドーン!とすごいスパイクを打つ」「顔がこーーんなに小さくて(こぶし大)、すっごくキュート」と聞いてたので、早く見たいと思っていた。
控えセンター、18番・チョウペイのプレーが見れるのは嬉しいけど、やっぱりヌイヌイのプレーが観たかったなぁ。

この記事の中で、中国の監督が、オランダのことを、急速に進歩している、2008年にはライバルになるかもしれない、と言っている。
まあ北京はともかく、WGP決勝に残る確立は高そうだ。フランシーと、ライトのマノン・フリールのプレーが見たい。フリールのことは、以前こちらに書いた。

一方イタリアは、中心選手がごっそりいないので、仙台では見られないかもしれない。
上のWGPのニュース記事の中に、ボニッタ監督の談話が載っている。それによると、イタリアのキャプテン・レッジェーリは年内はお休み、2006年から復帰。トグット、リニエーリ、カルドゥロも今夏はじめまでお休み、ヨーロッパ選手権のトレーニング開始から戻ってくる、とのこと。
オリンピックで活躍した選手たちを、今年はしっかり休息させるイタリア・・・当然か。
日本も、中心選手をもっと休ませてもいいんじゃないかなあ、と思う。

ポーランドは、来月東京で見られるので、楽しみだ。特に大砲・グリンカ
でもこのグリンカ、何かと周囲が騒がしいようだ。
スコブロニスカの公式サイトの中のニュース記事を見ると、去年イタリア人と結婚したグリンカが、イタリアのナショナルチームに入るのでは、と取り沙汰されている。(現在、彼女はふたつの国籍を持つ)
これに対して、「 I want to play for the white-and-reds. 」と語っている。(白と赤はポーランドの国旗の色)
そう言いつつ、私にとって一番重要なのは北京に参加すること、もしもポーランドがオリンピックに参加できなかったら、イタリアメンバーとして北京に行きたい、と語っている。
うーん、なんだか。歯切れが悪いなあ。
と思ったら、「問題は、イタリアが私を望むかということ。私の知る限り、ボニッタ監督は外国選手を好まない」んだそうだ。

そもそも、以前から、グリンカとポーランドバレー協会との間には、確執があった。
チームは、グリンカの大活躍もあって、2003年のヨーロッパ選手権で優勝した。グリンカの言葉を借りれば、「歴史的な偉業を成し遂げた」にもかかわらず、チェアマンが約束した報奨金がいまだに支払われていない。4月までに事態が変らなければ、ポーランドのナショナルチームにはいない、という記事が、3月に載っていた。
ポーランドバレー協会は、超貧乏で財政難だから、なかなか払えないようだ。でもきっと、優勝したときに多額の賞金が出ているだろうし、なんの見返りもなかったことで、選手の不満も噴出したのだろう。特に、優勝の立役者だったグリンカは。
この件は、支払うということで、一件落着したようだ(でも、分割・・・)

こういった経緯を見ると、「イタリア代表・グリンカ」の姿を見る日も、近いかもしれない。
「ポーランド代表・グリンカ」の姿を、来月・東京では、しっかり目に焼き付けておきたい。

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