2007.11.20

World Cup/表彰式

     20071116a_090a
            MVP、シモーナ・ジョーリ

20071116a_081
      左、キャプテン・ロビアンコ、右アンツァネッロ

20071116a_068
     左から、アゲロ、フェレッティ、デルコーレ、ジョーリ

無傷のイタリア、全勝優勝。
強かったー!凄かったー! という印象をあまり受けないのに、攻守共に穴のない、破綻のないバレー。司令塔ロビアンコが背中を痛めて抜けても、控えのフェレッティが最後の3試合を全く問題なく務めた。層の厚さも完璧。
雄たけびリニエーリやチェントーニ、スパイクの破壊力抜群だったトグット・・などがいなくなって、随分地味な印象にはなったけど、3年ぶりに代表に復活したジョーリの活躍が、なにより嬉しかった。

以前にも書いたけど、ジョーリはアテネ直前に代表から外された。アテネ後に、「北京を目指す」という記事が出ていて(詳細はこちら)、そこに、彼女は「Ms.Block」(記事中ではイタリア語だったが、なんと言うのか忘れた)と呼ばれているが、「ブロックだけ」と揶揄されたり、「ジョーリの時代は終わった」という声もある、と書かれていた。
でも今回復活を果たしたジョーリは、終わったどころか以前よりずっと洗練されたプレーヤーになっていた。ブロック、速攻、ブロード、特に芸術的なブロードには、打つたび会場中からため息のような感嘆の声が上がっていた。

     Img_7293_3

そして、なにより彼女の特徴であった「怖さ」が随分と和らいでいた。以前は、ネット前で両手を広げて相手を威嚇している姿など、怖くて怖くて、夜中に会ったらどうしよう・・・と思ったものだ。
今回は、相手は関係ない、自分が最高のプレーをするだけだ、というような、自信と落ち着きに溢れた表情をしていた。挫折を乗り越え、母になり、新たな表情を沢山見せてくれた。でももしかしたら、もともとひょうきんな人なのかもしれない。

     20071116_307
     最終日、アメリカ戦でMIPに選ばれ、踊るジョーリ

20071116a_193
           ベストブロック賞も受賞

さて、2位になったブラジルは、今大会は「ほんとにこれがブラジル?」と思うような場面が何度かあったが(特にイタリア戦)、表彰式でもおとなしかった。2位という結果に複雑な心境だったのか。
やっぱりブラジルには、試合で思う存分暴れて、試合後や表彰式でははじけていてほしい。

20071116a_110
       右、好不調の波が大きかったジャケリネ

20071116a_105
       完全に出産前の状態に戻っていたパウラ

3位のアメリカは、シコラを中心に写真を撮ろうと思っていたのに、こちらに目が釘付け。

20071116a_055
                 プクーッ

浜松の開会式のときにも、ポケットに両手を突っ込み、ガムをくちゃくちゃさせながら、かったるそうに歩いていたトム。表彰式でもガム噛んでるなあと思ったら、整列時にプクーッ、パチンと何度もやっていた。
個人賞の発表など、着々と式が進む中、ふと見ると・・・

20071116a_165
                 ん?

20071116a_166
                飴玉トム

きっと彼女はいわゆるrebelなんだろう。こちらの記事を読むと、トムの人となりがわかって面白い。あらゆることに、かなり批判的な立場を取っている。
ただ、彼女の中で、バレーへの情熱は本物だと思う。名古屋初日、セルビア戦のときに足首を痛め、その後スパイクで着地するたびに苦痛で顔を歪めたり、あまりの痛みに飛び上がってけんけんをしたり、倒れてそのまま立ち上がれなくなったりしていた。それでも最後までやり通していた姿には、感動した。
そのトムのバレーへの情熱を考えると、表彰式で「ふんっ、こんなもん」というポーズをとりながらも、内心はかなり悔しい気持ちも抱えていたんじゃないか、と思う。

アメリカの他の選手たちは、シコラがかなりはじけていたものの、みんな真面目に参加していた。
と思いきや。

20071116a_141
                魔の手・・・

陽気なアメリカ選手たちには、今大会、本当に楽しませてもらった。
その他、個人賞受賞の主な選手。

     20071116a_232
           Best Scorer、スコブロニスカ

20071116a_234
            チームメイトたちに投げキッス

     20071116a_217
    Best Libero、カルドゥロ。愛称・カルドゥロリータ。(うそ)

FIVBのページを見ると、Best DiggerもBest Receiverも、佐野選手が一位。カルドゥロは今回、Best Diggerは6位で、Best Receiverは圏外。本来なら文句なく佐野選手が受賞するところだろう。まあ、イタリアが優勝チームだからカルドゥロが選ばれたのだろうけど、今までの大会なら、きっと佐野選手が選ばれていたと思う。なんとなく、世界選手権の余波を感じて、気の毒。
個人的には、日本戦でスーパーキックレシーブを見せてくれた、ブラジルのファビにも何か賞をあげたかった。

そして再び、MVP受賞のジョーリ。MVP候補は、ジョーリ、トム、アゲロの3人だった。

     20071116a_253
              発表を待つ3人。

     20071116a_255

20071116a_262
     祝福するアゲロ。彼女にもMVPをあげたかった!

世界選手権のときとは違って、淡々とした雰囲気の表彰式だった。でもひとりひとりの選手の表情の中に、いろいろな思いやドラマを感じた。
世界選手権のときには、一体何人の選手の涙を見たか、わからない。今回は、涙は殆ど記憶にない。でも、何年ぶりかにアメリカがブラジルを破った試合など、忘れられない試合やプレーもあった。
また少しずつ、思い出しながら、更新していきたい。

| | Comments (15) | TrackBack (0)

2007.06.24

2007WGP/各国情報1

本当に、久々の更新。
WGPまであと1ヶ月余り・・というわけで、まずはフランシー!

050718_045a_2
      一昨年WGP(仙台)でのフランシー

5/23~6/2まで行われた、中国国際4ヶ国トーナメント(中国、オランダ、キューバ、ドミニカ)に、フランシーが1年2ヶ月ぶりに出場!短時間で、スパイクの機会はなかったようだけど、キューバ戦とドミニカ戦に出場。コートへの復帰は早くてもWGPあたりかと思っていたので、本当にびっくり、そして嬉しい出来事だった。
こちらのサイトの「Nieuws」のところに、フランシーのインタビュー記事が載っている。そこには、(今回の出場で)病気になる以前の状態に戻れる感触を得た、ということと、夏にはもっといい仕事をしたい、という話が載っていた。
夏・・・まさにWGP!その公式HPを見ると、オランダのチームロースターのところに、フランシーの名前がある。8月10~12日の有明で、フランシーの本格的な復帰姿を、きっと見られると信じている。

050718_053_1
     豪快なスパイクをきめ、仲間と雄たけびを!

WGPの他チームのロースターを見ていたら、イタリアのジョーリの代表復帰が目を引いた。彼女はアテネ直前に代表から漏れ、それ以来、3年ぶりの復活だ。
アテネの直後に、イタリアのスポーツ誌のサイトで、ジョーリのインタビュー記事を見たことがある。そこには、「私はこの1年、ずっと代表メンバーとしてプレーをしてきたのに、アテネの直前に外された。それは本当に辛く悲しい出来事だった。でも私はまだあきらめてはいない。4年後に必ず再び代表メンバーに選ばれ、北京のコートに立ちたい。それはとても困難なことだろうけど。」とあった。その頃、引退も囁かれていただけに、ガンバレー!と応援したくなった。
が、その数ヵ月後に、ジョーリ妊娠の記事を目にし、ああ、やっぱりもうあきらめたのかな?と思った。でも出産後、再びコートに立ってから好調な様子で(今期、アタック決定率54%)、チームも優勝したので、もしかしたら・・?と期待していた。
今年のWGP、イタリアが日本に来ないのは残念だけど、これからのジョーリに注目したい。

     Img_1006
    母になっても「泣く子も黙る・・・」ド迫力は健在か?

そういえば、世界選手権でのイタリアチーム、まだアップしていなかった。イタリアの試合は、名古屋と大阪、合わせて3試合見たのに、殆ど印象がない。
世界選手権でのイタリアは、大会直前にボニッタ前監督をめぐってのボイコットや、解任騒ぎがあって、バレーどころではない状態だったのかもしれない。特に、騒動の中心にいたベテラン選手たちが、いつもの明るく陽気でエネルギッシュな彼女たちではなかった。カメラを向けても情熱が感じられず、写真も殆ど撮らなかった。
全体にくすんだ印象のイタリアチームの中で、アピールしていたのがチェントーニやフィオリン、グイッジなど控え選手たちだった。

20061116_236
       「ウフッ、アタシの出番ね」 左・チェントーニ。

     20061116_319

20061116_239
    アウトの判定に、「入ったー!」と猛烈にアピール

Img_1702
        ロシア戦。シャチコワを止めた!

Img_1703
        左・フィオリン。 右・グイッジ。

WGPイタリアは、ライトがトグット、チェントーニ共にいない。ふたりともリーグで活躍したので、9月のヨーロッパ選手権まで休ませるつもりなのか。ヨーロッパ選手権で2位以内に入ればワールドカップ出場は確実なので、ヨーロッパ各国とも、そちらの方に力を入れていると思う。
ボニッタ監督が新監督に就任したポーランドも、WGPのメンバーは知らない選手が多い。そのポーランドは、また次回、アップしたい。

| | Comments (14) | TrackBack (0)

2006.05.20

モントルーバレー

暫くどこの国もリーグ話題ばかりだったので、海外サイトをチェックしていなかった。
久々にあちこち見てみた。

先ずはモントルーバレーのHP
チームロースターが出ていた。(ロシアとキューバはまだ)
中国、ブラジルはおなじみのメンバーだったけど、イタリアとポーランドは若い選手が多くて、誰が誰やらわからない。
特にイタリアは、ベテランはリニエーリくらいで、あとはフィオリン、オルトラーニはじめ、18~20歳くらいの若手選手がいっぱい。
ロビアンコも控えセッターのフェレッティもいないので、誰がセッターなのかもわからない。
ここから12人に絞られるとしても、本当に若い布陣になるだろう。

ポーランドも、ベテランはリクトラスくらいか。半分は、全然知らない選手で、17歳の選手もいる。
グリンカもスコブロニスカもムロズもいない。
少年もピーターもいない。

050626a_020_1    051120_437
 少年。     ピーター?

ドイツもグリュンやドムラーの名前はあるが、若い選手が多い。
去年もこんな感じだったかと思って見てみたが、去年はイタリアもポーランドもベストに近いメンバーで来ている。
今年は世界選手権があるし、その前にヨーロッパ選手権もあるので、こうした小規模の大会には若手しか出さないのかも。
この分じゃ、ロシアもガモワなし、知らないメンバーばかりで来そうだ。
CSで毎日放送があるというので、久々の国際大会だし、楽しみにしていたが、ちょっと残念だ。
ヨーロッパの国々がこうした布陣なので、日本も勝ち負けにはこだわらず、ぜひ若手選手や初選出の選手をどんどん起用してほしい。

イタリアでは、1年ぶりに見られる(多分)フィオリンに注目。
去年、ワールドグランプリではあんなに活躍していたのに、秋のヨーロッパ選手権ではメンバーから外れた。
ラストひとり、どちらにするかで、チェッラがIN、フィオリンOUT。つくづくイタリアは層が厚いんだなあと思った。

Img_0702  Img_0518a
       フィオリン。            チェッラ。

ポーランドでは、バンベルに注目。
今年24歳、センターで187cm。

050626_047b

グラチャンでのていたらくに怒りまくっていたニエムチェク監督が、「唯一の収穫」と言っていたのが、このバンベル。
スパイクは囮で飛んでいた印象しかないが、ブロックが良くて、どの試合も4本5本と止めていた。
WGPのときも時々出ていたが、そのときは印象が残らなかったので、今が伸び盛りなのかも。

このバンビーちゃん(愛称)、割といつもボーッとしてしている。
笑顔は見るが、喜怒哀楽の「喜」の表情しか見たことがない。試合中にまわりが激しく抗議していても、ボーッとしている。いつも表情が殆ど変らない。
まだ慣れていないのか、元々おっとりしているのか。
いつかエキサイトした姿も見てみたい気がする。

下は、WGP閉会式後、バボちゃんと記念撮影をしようと集まったチームメイトを撮ろうとして、悪戦苦闘するバンベル。

050626a_923a 050626a_924a 050626a_926a
  撮りますよー   シャッターが降りない  そうだ、フーしてみよう

カメラに一生懸命フーフーと息を吹きかけていたが、フーしてもカメラは動かないと思う・・・・(笑)
途中であきらめていたが。
やっぱり天然系かも。

| | Comments (7) | TrackBack (0)

2005.08.25

WGP~イタリア4

IMG_0748
 キューバ戦、勝利後のロビアンコ。

イタリア特集、ラストはやっぱりこの人、ロビアンコ。
彼女がセッターで中心にいるから、イタリアの個性的な選手たちが、伸び伸びとプレーを出来るのだろう。
以前にも紹介したけど、インタビュー記事の中で、「良いセッターとは」と聞かれ、「他の選手と良い人間関係をつくることが大事」と答えていたロビアンコ。まさに「和」のセッターだと思う。

050718_142

トス回しは正統派というのか、意外性はあまりないけど、とても丁寧で軽やかだ。
サーブも軽ーく打っているように見えるけど、効果的。
それにしても、1年ぶりに見るロビアンコは、いきなり少年から少女になっていて、びっくりした。

IMG_0707  IMG_1697
     少年時代。           現在。少女に転身。

私は、それぞれの個性がよく出るので、選手の抗議姿を見るのが好きだ。
ロビアンコの抗議はいつも冷静沈着だけど、髪が伸びたせいか、しぐさがとても可愛く見えた。

IMG_0580  IMG_0582
  これで審判もノックダウン。    ・・とはいかないか。

その他、印象に残った選手をアップしたい。
ライト、チェントーニの向うを張って(?)、レフトにも熱い選手が!
チェッラ、23歳。

IMG_0630

IMG_0498  IMG_0635  IMG_0661

サーブもスパイクもどーんとふかす場面があったけど、小さくまとまらず、ダイナミックな選手に育ってほしい。

そして、キャプテン・デルコーレ。
ジョーリ不在の今大会、イタリアチームの強面部門を一手に引き受けていた感がある。

050718_465

050718_455  050718_457  050718_608
              その指は・・?   笑っていても、ちと怖い。

緊迫した場面になると、必ずこの人が出てきた。
調子が今ひとつなのか、昨年のような活躍はなかったけど、とにかく出てくるだけで、コートの中の雰囲気がしまった。
存在そのものに、威圧感があった。
これでまだ24歳とは!
ジョーリにもぜひ復活してもらい、また強面ふたりの豪華競演を見てみたい。

| | Comments (12) | TrackBack (0)

2005.08.22

WGP~イタリア3・Sara Anzanello

050718_435

Sara Anzanello(サラ・アンツァネッロ)、25歳。
昨年、川崎WGPには来ていなかったけど、OQTで見た。ブロックの印象しかなく、ブロック要員かな、と思った。
それが、仙台に行く前に、テレビで日本ーイタリア戦を見たら、速攻など動きがすごく良くなっていて、これは楽しみだなあと思った。

仙台に着いて最初に見たキューバ戦で、アンツァネッロの左肘にうっすら血が滲んでいるのに気がついた。
練習の時にでも、怪我をしたのだろうか。

050718_169  050718_175a
中央アンツァネッロ。

上の写真は最終日、ブラジル戦の時のものだけど、この日はかなり血が滲んでいた。
ブロックの時など痛みがあったと思うが、いつもにこやかで、そんなそぶりは見せなかった。

050718_398  050718_401

050718_147  050718_209  050718_515

アンツァネッロを見ていたら、宝来選手と重なった。
アテネ前、最後の最後でメンバーから外されたこと。ブロックが得意だけど、アテネ以降、技の幅が広がっていること。見るからに人の良さそうなところ。

IMG_2578
  仙台にて、宝来選手。

アテネメンバー12人の最後の1人は、パッジかアンツァネッロか(共にセンタープレーヤー)、キューバとの親善試合で決まるということだった。(詳細は、1年前、ここここに書いた)
そうなると、やはりベテランが力を発揮するのだろう、パッジが結果を残し、アンツァネッロは力が及ばなかった。選考基準が明確なので、納得は出来るだろうけど、さぞや悔しかっただろうと思う。
宝来選手が当時のことを、テレビで本当に悔しそうに語っていたけど、アンツァネッロが落とされたのはアテネの数日前なので、さらにショックも大きかったと思う。
でもアテネ前よりぐっとプレーの幅が広がったのは、やはりこの経験があったからだと思う。
選ばれる人、選ばれない人。それぞれの経験が、プラスになったりマイナスになったり、生かすも殺すもその人次第だなあ、と思った。

050718_446  050718_361
      

| | Comments (8) | TrackBack (0)

2005.08.15

WGP~イタリア2・Nadia Centoni

IMG_0503

1年ぶりに見るNadia Centoni (ナディア・チェントーニ)。
去年は、若手という印象が強かったけど、今回はさらに若い選手が何人も入って、ベテランの貫禄さえ漂っていた。
キューバ戦やオランダ戦ではフィオリンに目が行ったが、実質決勝のブラジル戦では、さすがチェントーニ!他の若手選手とは1枚も2枚も上手というところを見せつけた。

050718_193

050718_522  050718_523
   お臍が見えたって・・・         気にしない!

050718_170  050718_171  050718_300
  ブラジル戦でのチェントーニ。大活躍の29得点。

来る来る来る!と思っていても、あの高さとパワーのスパイク、特にバックアタックは、なかなか取れないようだ。
いつでも真っ向勝負のチェントーニのプレーは、見ていて気持ちが良い。

050718_339  050718_340
 ブロック2枚付かれたって・・・        あらっ

闘将レッジェーリや、姉御肌リニエーリが休養中だったこの大会、燃える闘魂部門をチェントーニが一手に引き受けていた。
百面相のようにくるくる変わる表情や、熱いプレーから、目が離せなかった。

050718_336

050718_470  050718_439  050718_526

050718_226  050718_278  IMG_1653
         吼える、吼える。

IMG_1620  IMG_1621
 興奮のあまり?アンツァネッロに激しく頬ずり。

性格的には、かなり感情の起伏の大きい人だろう。
下の写真は、オランダ戦でのひとコマ。
調子が今ひとつだったチェントーニは、スパイクを外し、「なんで・・」というように、ネットをつかんでゆらゆら揺らしていた。そこにロビアンコが声をかけ、落ち着かせていたのが、印象的だった。

IMG_1630  IMG_1631  IMG_1632
 渾身の一撃。      「なんで・・・」   なだめるロビアンコ。

休養中のトグットが戻ってきたら、チェントーニは控えのライトになるんだろうか。
去年見たトグットは、物静かで控えめで、感情の起伏があまりなさそうな印象だった。チェントーニとは対照的なキャラクターで、どちらも興味深い。
今後ますますポジション争いが熾烈になるだろうけど、進化するチェントーニのプレーをまた是非見てみたいと思う。

IMG_0504

| | Comments (7) | TrackBack (0)

WGP~イタリア1・Fiorin Valentina

IMG_0612a

IMG_0613  IMG_0616  IMG_0617
  勢い余って転んでも・・・            絶好調!

Fiorin Valentina(フィオリン・バレンティーナ)、20歳。
WGPで最も印象に残った選手のひとり。
モントルーバレーの試合をテレビで見て、なんだかまたすごい若手が出て来たなあ、生で早く見てみたいと思ったけど、想像以上のパワーヒッターだった。

IMG_0695  IMG_0699  IMG_0700

上の写真は全てキューバ戦のときのものだが、特にこのキューバ戦では大活躍だった。
最後もやっぱり彼女がきめた。

IMG_0707
   ラスト、渾身の一撃。

IMG_0710  IMG_0718  IMG_0738
 きまった~。    メンバーも大喜び。 喜びすぎて転がる人も。

IMG_0739  IMG_0746
お茶目なフェレッティ。 監督も喜びの報告。

オランダ戦もフィオリンは頑張っていたけど、なぜか負けてしまった。
実力的にはイタリアの方が明らかに上なのに、オランダには苦手意識があるんだろうか。

IMG_1787  IMG_1820  IMG_1866

ブラジルには、フィオリンはかなり研究されていたようで、シャットされる場面が多かった。連戦の疲れもあったのかもしれない。その分、チェントーニが奮闘していた。

050718_378  050718_386  050718_481 
 ブラジル戦、アタック決めても、表情がちょっと硬かった。

あと1歩及ばず敗れたブラジル戦。
フィオリンにはほろ苦いものが残ったと思うけど、将来が本当に楽しみな選手だ。

ところで来期フィオリンがプレーする、セリアAのBigmat Kerakoll Chieriは、武富士のハニーフとロシアのゴーディナにオファーを出している。こちら
実現したら、パワーヒッター揃いのチームになりそうだ。

| | Comments (7) | TrackBack (0)

2005.05.22

各国情報

FIVBのワールドグランプリのサイトに、中国のヌイヌイが年内はプレーしないというニュースが載っていた。
去年の初めに痛めて、さらにアテネの初戦で骨折した脚の状態が、まだ良くないようだ。焦る必要は全くないので、ゆっくり休養して欲しい。

なんて言うのは建前で。
うっそーー、出られないの!!??
WGP決勝の仙台で、生ヌイヌイを見られると思って、すごく楽しみにしていたのに・・・・。
ワールドカップでヌイヌイを見た友人から、「はるか頭上から、ドーン!とすごいスパイクを打つ」「顔がこーーんなに小さくて(こぶし大)、すっごくキュート」と聞いてたので、早く見たいと思っていた。
控えセンター、18番・チョウペイのプレーが見れるのは嬉しいけど、やっぱりヌイヌイのプレーが観たかったなぁ。

この記事の中で、中国の監督が、オランダのことを、急速に進歩している、2008年にはライバルになるかもしれない、と言っている。
まあ北京はともかく、WGP決勝に残る確立は高そうだ。フランシーと、ライトのマノン・フリールのプレーが見たい。フリールのことは、以前こちらに書いた。

一方イタリアは、中心選手がごっそりいないので、仙台では見られないかもしれない。
上のWGPのニュース記事の中に、ボニッタ監督の談話が載っている。それによると、イタリアのキャプテン・レッジェーリは年内はお休み、2006年から復帰。トグット、リニエーリ、カルドゥロも今夏はじめまでお休み、ヨーロッパ選手権のトレーニング開始から戻ってくる、とのこと。
オリンピックで活躍した選手たちを、今年はしっかり休息させるイタリア・・・当然か。
日本も、中心選手をもっと休ませてもいいんじゃないかなあ、と思う。

ポーランドは、来月東京で見られるので、楽しみだ。特に大砲・グリンカ
でもこのグリンカ、何かと周囲が騒がしいようだ。
スコブロニスカの公式サイトの中のニュース記事を見ると、去年イタリア人と結婚したグリンカが、イタリアのナショナルチームに入るのでは、と取り沙汰されている。(現在、彼女はふたつの国籍を持つ)
これに対して、「 I want to play for the white-and-reds. 」と語っている。(白と赤はポーランドの国旗の色)
そう言いつつ、私にとって一番重要なのは北京に参加すること、もしもポーランドがオリンピックに参加できなかったら、イタリアメンバーとして北京に行きたい、と語っている。
うーん、なんだか。歯切れが悪いなあ。
と思ったら、「問題は、イタリアが私を望むかということ。私の知る限り、ボニッタ監督は外国選手を好まない」んだそうだ。

そもそも、以前から、グリンカとポーランドバレー協会との間には、確執があった。
チームは、グリンカの大活躍もあって、2003年のヨーロッパ選手権で優勝した。グリンカの言葉を借りれば、「歴史的な偉業を成し遂げた」にもかかわらず、チェアマンが約束した報奨金がいまだに支払われていない。4月までに事態が変らなければ、ポーランドのナショナルチームにはいない、という記事が、3月に載っていた。
ポーランドバレー協会は、超貧乏で財政難だから、なかなか払えないようだ。でもきっと、優勝したときに多額の賞金が出ているだろうし、なんの見返りもなかったことで、選手の不満も噴出したのだろう。特に、優勝の立役者だったグリンカは。
この件は、支払うということで、一件落着したようだ(でも、分割・・・)

こういった経緯を見ると、「イタリア代表・グリンカ」の姿を見る日も、近いかもしれない。
「ポーランド代表・グリンカ」の姿を、来月・東京では、しっかり目に焼き付けておきたい。

| | Comments (13) | TrackBack (1)

2005.04.13

セリアA・訂正

先日6日の記事で、セミファイナル進出チームが決定と書いたけど、まだ残り1チームが決まっていなかった。
昨シーズンは、2勝すればセミ進出だったので、てっきり今期もそうだと思っていた。が、今期は3勝先勝方式で、ノヴァラの進出は確定していなかった。すいません。
ベルガモとペルージャ、chieriは決まりだけど、ノヴァラは2勝した後2敗し、今日13日にMonte Schiavoと対戦。勝った方が進出決定。

Monte Schiavo(なんて読むのか・・モンテ・スキアヴォ?)は、トグット、レッジェーリ、ロビアンコ、シコラ・・・と豪華メンバー。ノヴァラ(グリンカ、カルドォロ所属)に2敗して崖っぷちだったけど、その後2連勝して勢いに乗っているので、そのまま行くかもしれない。

IMG_0973

上の写真、コンパクトデジなので画像が荒いけど、去年のWGPのときのもの。
左(4番)レッジェーリ、真ん中ロビアンコ、右トグット。
Monte Schiavoは、こんな感じなんだなあ。豪華!

| | Comments (4) | TrackBack (0)

2005.04.06

セリアA・プレーオフ

久々にイタリア話題。
セリアAはプレーオフに入り、セミファイナル進出チームが決まった。こちら
レギュラーシーズンの結果はこちら
セリアAは、12チーム中、レギュラーシーズン上位8チームがプレーオフ進出。1位のチームは8位と、2位のチームは7位と・・・と対戦するので、上位チームが決勝に残りやすい。
Vリーグもその方式にすればいいのにな。今のやり方だと、1位で通過したチームのうま味が何もない。Wリーグでも、セミファイナルは1位と4位、2位と3位があたり、決勝は1位vs2位だった。そうすれば、ファイナルリーグと決勝で、同じカードを見ることもなくなる。

話がそれたけど、今年の決勝も、1位ベルガモvs2位ペルージャ又は3位ノヴァラになりそうだ。ベルガモは去年も優勝していて、ピッチニーニ、パッジ、バラッツァ、セーコロ、リューバ、グリュン・・・各国代表メンバー勢揃い。それでも2位のペルージャには0-3で負けているので、この両チームの対決になれば面白い。

IMG_0683
 昨年のWGP。左から、チェントーニ、ジョーリ、ロビアンコ。

ペルージャといえば、上写真中央のジョーリ。(唇の下にポチッとあるのはピアス)
アテネ直前に代表メンバーから外れ、もうあのブロックや強面振りを見ることはないのかと思った。
でもここのインタビュー記事の中で、夢は?と聞かれて、オリンピックに出ること、と答えている。2シーズン代表メンバーだったのにオリンピックに行けなかったのはとても辛かった、とも語っている。
今期レギュラーシーズンの得点ランキングでは18位に入っていて、イタリアセンターとしてはTOP。
イタリアはどんどん有望な若手が出てくるから北京は難しいかもしれないけど、またぜひメンバーに選ばれて7月のWGP決勝ラウンドに来て欲しい。
ちなみに得点ランキング、アタック決定本数共に、トップがリニエーリ、次いでトグット。得点率はトグットがトップ。やっぱりこのふたりはすごい。

ところで、ジョーリの腹筋はきれいに6つに割れている。
以前ネットで、六つ割れ腹筋ビキニ姿でにっこり微笑んでいるジョーリの写真を見つけ、うわぁ~っと思わずページを閉じた。
ああ、びっくりした。
テレビで佐々木選手の六つ割れ腹筋姿を見た時と同じくらい衝撃だった。
バレー選手ってみんなあんなに身体を鍛えているのね。

| | Comments (3) | TrackBack (0)

2004.12.07

海外リーグ

久々に海外情報。
と言っても、どこの国もリーグ中なので、リーグ情報しか入ってこない。

ところでガモワはどこに行ったんだろう?
ロシアのスーパーリーグも先月から始まっているけど、どこにもガモワの姿はない。
ここに、ウラロチカの現メンバーと、かつてのメンバーの今期の所属先が載っている。でもガモワのところだけは、?になっている。
何か情報がわかればここに載るだろうと思って、時々チェックしているけど、ずっと?のままだ。

rs/0799
   ガモワはいずこへ?

他のサイトでチェックをしても、ガモワに関しては情報がない。googleで検索しても、アテネ以降のめぼしい情報は何もない。9月、ヨーロッパ選手権に出場していたのを確認したくらい。
怪我や故障なら、情報のひとつも入りそうなものなのに。
一体どこで何をしているんだろう?

イタリアのセリアAは、ピッチやシャチコワ、グリュンのいるベルガモが負けなしの8連勝。次いで、ペルージャとノバラが1敗で追っている。
ベルガモは、ヨーロッパ・チャンピオンズリーグ(欧州各国リーグで1位、2位チームのトーナメント)でも負け知らずのトップ(Pool A)。昨年ゴーディナを擁して優勝したTenerife Marichalは、苦戦中。

セリアAで個人成績を見ると、最多得点ではブルガリアのゼトワがトップ。上位の方は外国選手ばかりで、イタリアの選手はリニエーリとトグットくらい。

it/0804
 気合充分、リニエーリ。

アタック決定率は、ルーマニアのNucu Julianaがトップ。って誰だろう?
24歳、昨季からノバラの選手らしい。
決定率は、リニエーリ、トグットの他、ピッチやアメリカのトムなど、お馴染みの名前が並んでいる。

卓球の愛ちゃんが、中国スーパーリーグに参戦という話。
強豪北京だけでなく、他のチームからもオファーが来たというニュースを見た。
いろんなスポーツ選手が海外に参戦しているけど、バレーはなかなか実現しないなあ。

| | Comments (2)

2004.11.13

ヴィチェンツァ再び

ヴィチェンツァのHPに、NECの山田コーチが来週来るというニュースが出ている。

研修という名目だけど、実際には栗原選手獲得のためのステップのようだ。ヴィチェンツァは、栗原がNEC退社を決めて以来、交渉を進めている、山田コーチの到着で、間もなく最終段階まで進むだろう、とのこと。

さて、どうなるのか。
シーズン前は、今期栗原と契約することはない、と明言してたのにな。
今期ヴィチェンツァは、調子が悪い。まだ1勝しか出来ず、A1・12チーム中、下から3番目。
栗原獲得に乗り出したと言われる、同じくセリアAのペルージャは、現在5連勝でトップ。あちらは加藤選手も受け入れているし、かなり水をあけられている感じだ。
外堀を埋めて、一気に獲得といきたいのか。

不調のヴィチェンツァが欲しいのは、即戦力だろう。
もしメグが行くことになると、暫く休んでいたこともあるし、どうなんだろう・・という不安もあるけど、これだけ望んでくれるのなら、ぜひ行って、チャンスをものにしてほしい。

記事の中で、栗原選手にチームの試合のDVDと公式Tシャツを送った、というのはいいとして、時計(Vicenza VolleyWatch)を送った、というくだりを読んで、思わず笑ってしまった。
後ろに、「寄贈・○○記念」と文字の刻印された、置時計を連想した。いや、イタリアだから、かっこいい時計だろうけど。
これであなたもヴィチェンツァの一員に、というところか。

jp/1168
   メグの意思は?今、どこにいるんだろう。

| | Comments (7)

2004.10.15

ペルージャ

もうすでにあちこちで目にする、ペルージャが栗原獲得に乗り出すという記事。
これを見た時、今期からペルージャに移籍になった加藤陽一選手の応援に、日本からファンクラブが来た、というイタリアの記事を思い出した。記事はこちら

これによると、加藤選手のペルージャ・ホームでのデビュー戦を見るため、日本から30人ほどのファンが応援に来た、とのことで、ペルージャでの歓迎の様子も伺える。
栗原獲得の記事にも、「男子チームに今季加入した加藤陽一に続いての日本人の獲得を・・・」とある通り、当然こうした効果も狙っての関心だろう。

セリアAはプロ集団だから、プレーは勿論、スター性や色々な要素を加味して人材を探していると思う。
7月のワールドグランプリのとき、ポーランドで印象に残ったプシビシュとバルバホフスカ、ふたりともこの後オファーが来て、今期からセリアAだ。
チャンスを生かすも殺すも本人次第、メグにも頑張ってチャンレンジしてもらいたい。

でももしペルージャに入るとしても、来期かな。シーズン途中ということはないだろう。
ヴィチェンツァが再び調査に入ったとスポニチの記事には書いてあるけど、ポーランドのスコブロニスカとの契約をめぐって裁判沙汰になってごたごたしているので、契約に関しては慎重になっていると思われる。前回、会長のコメントで、日本バレー協会やNECとの関係を壊したくないという言葉も、ここから出てきたのでは。

ペルージャと言えばジョーリ。

it/1021a
 泣く子も黙る、三白眼ジョーリ。

ナショナルチームから外れて、もうあの迫力のあるプレーを見ることは出来ないのかな、残念だなあと思っていた。でももし栗原移籍が実現すれば、CSあたりで見れるかも。来期もペルージャにいてくれればだけど。

| | Comments (14) | TrackBack (0)

2004.10.09

明日セリアA開幕

明日イタリアのセリアAが開幕する。

去年の優勝チームは、Radio 105 Foppapedretti。
去年と殆ど変らないメンバーで、スタメン・レフトがピッチニーニとロシアのシャチコワ、ライトがドイツのエース・グリュン、センターがアテネで活躍・パッジとバラッツァ。控えレフトは、アテネメンバーのひとり、セーコロ。
なんとも豪華、1度でいいから生で観てみたい。

it/0812
 久々アップのピッチニーニ(左)。右はフェレッティ。

他には、Monte Schiavoに、ロビアンコ、レッジェーリ、トグット、アメリカのシコラ。
Scavolini Pesaroに、リニエーリ、チェントーニ、デルコーレ。
Asystel Novaraにカルドゥロ、アンツァネッロ、ポーランドのグリンカ。

Novaraは去年の準優勝チームで、ここに今期から入ったオランダのマノン・フリールに注目したい。まだ20歳の新鋭で、先日のワールドグランプリ・ヨーロッパ予選でも、大活躍。ベストブロッカー、ベストサーバーで、ベストスコアラーもグリンカに次いで2位。
194センチあって、攻守共に優れている。おまけに美人で、オランダ国内でも人気が高い。画像はこちら
ヨーロッパ予選は、オランダ、ドイツ、ポーランドが勝ち残ったので、来年もし来日すれば、きっと日本でも人気が出るだろう。

| | Comments (3) | TrackBack (0)

2004.09.27

ヴィチェンツァあれこれ

栗原選手に関する記事が続いたけど、また大きな動きがあるまでは、静観していたい。
今のところイタリアからの情報だけで、国内での情報は何もない。
とりあえずこの話題はいったん終了にしたいけど、ヴィチェンツァGMが否定のコメントを出すまでに、私が知ったことを書いてみたい。

23日に、ヴィチェンツァ入り濃厚か?という記事が日本で出た。
その記事を見た日、いつも見ているイタリアサイト(volleyball.it)に行ってみた。そしたら、次のような記事が載っていた。
ヴィチェンツァが栗原に関心を寄せている、彼女はヨーロッパに移転するためNECと契約を更新しなかった、その移転先は恐らくBERGAMO(ベルガモ)。
ベルガモとは、ヴィチェンツァの所在地だ。
わあ、イタリアにも記事が出