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2005.09.29

第12回Vリーグ開幕~パイオニア①

24日、Vリーグが開幕した。
24、25日と大阪府立体育館に行って来た。
最初は、25日だけ日帰りで行くつもりだった。1年半のブランクがあるので、リーさんがスタメンで出ることはないだろうと思っていたから。でも事前の記者会見で、これはスタメンだ、と思い、急遽2日間観戦することにした。

2日間観戦して、思うところが沢山あった。
リーさんの活躍は本当に嬉しかったけど、チームとしてのパイオニアには大きな不安を感じた。リーグは長いので、そのうち立て直していくだろうけど。

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初日、会場に入ってすぐにリーさん発見。この時は、ただウキウキ。

1番不安に感じたのが、チームの暗さ、覇気のなさ。特に2日目はひどかった。なにがなんでも勝つぞという意気込み、熱さが全く感じられなかった。
コートの中で声を掛け合うでもなく、タイムアウト中も誰も何も言わず、1日目は佐々木選手が皆に指示を出していた。

きっと見ていた人の多くが思ったと思う。吉原選手がいれば・・・。
膝の手術後で、コートに立てない吉原選手は、控えゾーンから大きな声を出していた。
あるときは腕組みしてじっとコートを見つめ、またあるときはあーあとがっくり肩を落としてうなだれ、表情がくるくると変わった。

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     こんな感じで見ていることが多かったトモさん。

吉原選手がコートの中にいれば、最後まであきらめるな!と檄を飛ばし続けただろう。
すぐには戦力にはならなくても、彼女がいるだけで、チームの雰囲気は変わっただろう。
でも、それでいいのかな?とも思う。
吉原選手がいなくても、あれだけ沢山の選手にチャンスが与えられ、コートに出ていたのだから、もう少しなんとかならなかったのだろうか。

吉田新キャプテンは、影が薄かった。特に1日目は、タイムアウト中も何も言わず、どうして?と思った。
この人にはキャプテンは向かないのかも・・・と思い始めた2日目。後半になって、おおっと思う場面があった。
タイムアウトでベンチに戻って来たとき、身振り手振り、激しい口調で何ごとか言っていた。

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こんなに激しい面もあるんだと思った。
言われていたのは榛澤選手だったけど、キャプテンなんだから、相手が年上であっても、試合中はこんな風にがんがん言ってもいいんじゃないかと思った。
チームの中で、吉田選手は年齢的にもちょうど真ん中あたり、中間管理職のようで大変だろうけど、気持ちをどんどん前に出していってほしい。

それから若手スタメン選手たち。
ちょっとがっかりした。サマーを見ていたので、もっと出来ると思っていた。

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  1日目、第1セット。

特に榛澤選手と庄司選手は力が突出していたので、Vでも充分活躍してくれると思っていた。でもそんな技術的なことよりも、熱い気持ちが感じられなかったのが残念だった。
庄司選手は、サマーで誰よりも熱かった。審判の判定に、地団太踏んで、悔しがってたじゃないか。会場から失笑が起きるほど、猛烈抗議をしてたじゃないか。さすが妹背牛の星と感心したのに。

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       力を発揮できなかった庄司選手。

勿論、開幕スタメンということで、どの若手選手も舞い上がっていたのだろうし、同情すべき点も多いけど。
2日目も同じメンバーで始まったのには、びっくりした。
雰囲気に呑まれたのか、萎縮してしまったように感じられたのが、1番残念だった。

控えゾーンで、吉原選手と同じくらい声を出していたのが、奥村奈津子選手だった。
奥村選手は体の故障で去年1年を棒に振った。前回Vリーグの後半は、車いすだった。サマーでも、まだ立ってボールを選手に渡すのが精一杯だった。正直言って、もうやめちゃうんじゃないかと思っていた。
それが、2日目、会場に入ったら、練習をしていた。スパイクはまだ無理なようだけど、レシーブ練習をしていた。隣で吉原選手がレシーブ練習をしているのにも驚いたけど、奥村選手がレシーブをしている!とすごくびっくりし、嬉しかった。

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その奥村選手が大きな声で応援していた。
同い年や後輩の選手たちがVのコートに立っているのを、どんな気持ちで見ていただろう。
若手選手たちには、結果よりも、コートに立てる喜びや、熱い気持ちをプレーの中で見せていってほしいと思った。

長くなるので②へ続く。
(写真はまとめて後日アップします)

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2005.09.19

ヨーロッパ選手権、アジア選手権

17日から、ヨーロッパ選手権が始まっている。(25日決勝)
HPはこちら
優勝したチームが今度のグラチャンにも出場するので、結果が気になる。
ヨーロッパは本当に層が厚いので、できれば準優勝チームもワイルドカードで出場出来ればいいのになぁと思う。

前回グラチャンでは、韓国がワイルドカードで出場しているけど、今年はアジアでも4位。3年後はわからないけど、今のところは新チーム作りの真っ最中。恐らくグラチャンに出ても1勝も出来ないだろう。
先日のアジア選手権決勝・中国ーカザフスタン戦を、CSで見ていた。見ていて何度も「赤子の手をひねるよう」という言葉が浮かんだ。中国の選手、監督は、笑いが止まらないようだった(smileと言うよりlaugh)。
3セット目の途中からは、周蘇紅とリベロの人以外、レギュラーメンバー全員が引っ込んだ。ヒョウコンまで下がったのには驚いた。ほぼ10代の選手ばかりだったけど、カザフスタンを突き放し、優勝を決めた。恐るべし、中国。

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 「こんな彼女は初めて見ました」と杉山さんが言ってたほど、
 カザフスタン戦でにこやかだった、シュウ・ソコウ。

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 左、アジア選手権MVPのソ・キンレイ。
 右、左のセツ・メイがカザフ戦終盤に活躍。18歳、193cm。
 (写真はいずれも仙台WGP)

話を戻して、ヨーロッパ選手権。
プールA、Bに分かれていて、それぞれ上位2チームがセミファイナルに進む。
プールBは、ロシアとイタリアが2連勝で、他を圧倒していて、ほぼ決まりか。ロシアはガモワが、イタリアはリニエーリとトグットが、大活躍。リニエーリとトグットは、暫く休養していたので、元気いっぱいだろう。WGPであんなに活躍していたチェントーニも、トグット復活のあおりを食って、今のところ1セットしか出場の機会がない。同じく活躍していたフィオリンも、メンバーから外れている。ピッチニーニも選考の最初の段階で落とされていたし、イタリアの層の厚さにはびっくりする。
ジョーリが再び選ばれ、活躍しているのが嬉しい。

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 グラチャンで、ぜひプレーが見たい、ガモワ。
 もうひとり、202cmのMerkulova Yulia(21歳)という選手が
 出ている。ロシアはゴーディナも出場。

プールAは、ポーランドが唯一の2連勝で、トップ。
世界選手権出場がかかった崖っぷちのプレーオフから、代表を引退したはずのシリバが復活している。
今年から、正セッター・ベルチク、控えが20歳のスコルパで行こうとしていたけど、ベルチクがあまりにも不安定なので、36歳のシリバが復活したようだ。それが当たって、世界選手権も出場が決まり、今回の選手権でもポーランドは安定している。正セッターはベルチクだけど、要所要所でシリバが出ている。
昨日は、ライバル・ドイツをフルセットの末、破った。これでさらに勢いに乗って、ディフェンディングチャンピオンの意地を見せてほしい。

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 昨年のWGP、左がシリバ。
 ビチェンツァでの高橋選手とのコンビも見てみたい。

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2005.09.14

Wリーグ開幕

先週9日、Wリーグ(女子バスケ)が開幕した。
10日(土)、JALの初戦があったので、代々木第2体育館まで行って来た。
薮内夏美ファンの私としては、半年振りに見る試合を、すごく楽しみにしていた。が、薮内ナツ選手は足の負傷で途中退場した。
リーグ前にかかとを痛め、日本代表(キャプテン)も辞退していた。
元々痛めていた足を、恐らく治りきらないまま、再び痛めたようだった。
(詳細は、女子バスケ三昧の方にアップ)

薮内選手ほどの中心選手ともなれば、相当な痛みや故障があっても、無理をして開幕には出るのだろう。バレーでもきっと同じなんだろうな。でもその結果、シーズンを棒に振るようなことがあったら元も子もない。
今年のVリーグは、9月開幕で、グラチャンをはさんで長丁場。夏前から戦いづめの全日本組の疲労は、いかばかりか。大丈夫なんだろうか。

開幕まであと10日。
すごく楽しみだけど、バスケでナツさん負傷を見たせいか、漠然とした不安も感じる。
昨年の開幕も、え、あの人がスタメン?(怪我は大丈夫なんだろうか・・)という驚きや、登録メンバーから外れている!(どこか悪いんだろうか・・)という驚きがあった。
さて今年は。

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2005.09.12

国体関東ブロック大会/日立佐和

またまた日にちが経ってしまったけど、岡山国体出場を決めた日立佐和。
若手主体で松崎選手頼みのNECに対して、Vレギュラーメンバーがずらりと揃い、こちらはレフト、センター、ライトときっちり仕事をしていた。若手セッターが怪我ということで、全日本合宿に行くはずだった板橋選手まで急遽出場となり、NECを圧倒していた。
その中で、目を引いたのが、今年2年目になる山城未沙選手。正直言って、顔は知っていたけど、名前も知らなかった。この日初めてプレーを見たけど、非常にいい活躍をしていた。

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今はまだ、がむしゃらに打っている印象はあるけど、いつでも真っ向勝負なところが気持ちいい。

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Vでも活躍を見せてくれるのか。

その他、安定したプレーを見せてくれた、リヴァーレのお姉さまたち。

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         センター飯田香理選手。

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    キャプテン、レフトの都澤みどり選手。

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     落ち着いたトスさばきの板橋恵選手。

7月のサマー、8月の国体予選と、Vリーグ以外の大会を続けて見て、思ったこと。
やっぱりVリーグでレギュラー張っている選手たちは、本当に上手いんだなあ・・ということ。
その他のチームや選手とは、歴然と実力差があった。
でもその中にくいこんでくる若手選手もいるだろうし、あと10日余りに迫ったVリーグ開幕が待ち遠しい。

最後に、仙台WGPでの大沼綾子選手の画像をアップ。

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2005.09.07

国体関東ブロック大会/NEC

もう1週間以上前になるけど(8/27)、駒沢体育館で行われた、国体関東ブロック大会。
どの試合も3セットマッチなので、さくさくと進行。
私が着いた時は、2回戦が始まったところで、これに勝ち残ったのが、日立佐和(茨城)、茂原(千葉)、Peach(神奈川)、NEC(東京)の4チーム。
そして決勝は、日立佐和ーNEC。日立佐和が優勝し、岡山国体への出場が決まった。

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        NEC、松崎さ代子選手。

優勝は逃したけど、NECの松崎選手が1番印象に残った。
若手ばかりのNECの中で、ひとり飛び抜けていた。
11回Vでは、パワフルだなあとは思ったけど、セット終盤に出てくることが多く、あまりじっくりプレーを見たことがなかった。
この日は、強烈なスパイクが次々決まり、観客席もおおっとどよめいていた。特にバックアタックが、とても威力があった。

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      今期、高橋選手不在で、スタメン確定か。

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       この腕っぷしと鋭角的な眉が、魅力的。       

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NECでは他に、レフト松田祥子選手、ライト内山みなみ選手が頑張っていたけど、日立佐和相手には少し厳しそうだった。内山選手は、あれ、セッターじゃないの?と思ったけど、身体が柔軟で、なんでもそつなくこなしそうだ。

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      レフト、新人の松田選手。

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    表情豊かで笑顔が可愛いかったウッチー。

セッターの梅尾千草選手が走り回ってトスを上げていた。

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2005.09.03

監督いろいろ

世界選手権ヨーロッパ予選・プレーオフ最終日。
この試合に負けたら出場権を失うという大事な一戦で、ポーランドはミス続きで、ブルガリアに2セットを先取された。ことにセッターのベルチクがひどいミスを犯し、そのとき監督がベルチクに言った言葉。

if you do it one more time, I will kill you, I will tear away your head together with your lungs.

「もう1度あんなミスをしたら、ぶっ殺すでぇ!肺と一緒に、頭引っこ抜いたる!」。
(chai関西出身につき、関西弁で感情移入してみた。)

その後、ベルチクは2度と同じミスをすることなく、チームも落ち着きを取り戻し、3セット取り返し、見事逆転勝利。

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             I'll kill you・・・?

このニエムチェク監督、こんな風に言うようには見えないんだけどなあ。
大ベテランだし、タイムアウト中も、選手にまかせてあまりうるさいことは言ってないように見える。
でもベルチクも、こんな風に言われても仕方ないかと思う場面が、WGP代々木でも2度3度あった。無人のコートにトスを上げて、ボールがむなしく落ちてくる・・とか。
テンパリ体質なのか、集中力が途切れるのか、とにかくムラがある。
監督もひとりひとりの個性を熟知しているだろうし、まあベルチクにはこれが最適だったんだろう。

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 韓国戦では調子が良かったベルチク。期待に満ちた目

しかし、このニエムチェク監督の言葉に比べれば、「夢持って滋賀に帰ったらええやん。」なんて、かなり優しい言葉かもしれない。

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  「夢持って・・・」  ノッてる柳本監督 in 仙台。

ニエムチェク監督でこれなら、ロシアの(元)カルポリ監督など、一体どんなことを言っていたのだろう??

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          怒り出す寸前か?

聞いてみたいような聞いてみたくないような。
いやむしろ、中国の陳監督があの笑顔で、「ぶっ殺すぞ」とか言ってたら、もっと怖いか。

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            I'll kill you・・・・?

仙台で、高校生くらいの女の子ふたりが「あの中国の監督さん、優しそうだねえ」「うんうん」と話していた。それを聞いて、えっ!と驚いた。
私は、「一見優しそうだけど、世界一のチームを率いている監督だもん、ただ優しいヒトとかイイヒトとかのわけないよなあ。絶対何かウラがあるはず。」と思っていた。その高校生達のようには、もうとっくに純粋でも純情でもなくなった私には、そんな風に人をストレートに見れなくなっていた。そんな自分を、私は恥じた。
恥じたけど、「んでもどっかでボロ出すかも」と思い、3日間じっくり観察した。恐らくヒョウコンを見るのと同じくらいの熱心さで、監督を見ていたと思う。
結果、いつでもどこでも変わらぬ陳監督だった。声を荒げたり、感情をむき出しにしたり、嫌な態度をとったりすることは、1度もなかった。
そうか、やっぱり世界1ともなれば、普通の人とは違うんだ。人間的にも出来ているし、常に自分をコントロール出来る人なんだなあ、と思った。

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       いつでもどこでもスマイリー陳。

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