
アシスタントコーチ、中田久美さん (WGPにて)

セッター、キリロワ。 左は夫で元ロシア監督・カプララ

アメリカ代表、Tom Logan


オランダ代表、Manon Flier


ドイツ代表、Margareta Kozuch


ポーランド代表、Anna Podolec

左、ポドちゃん。(右、グリンカ)

イタリア代表、Jenny Barazza

いやもう豪華過ぎだろう、というこのNovara(イタリア・セリアA)のメンバー。
一番びっくりなのは、44歳のキリロワがいまだ現役でトスをあげるということと、その昔ライバルと目された、同い年の中田久美さんがアシスタントコーチとして参加すること。それも最初はジュニアのコーチか?と言われていたのに、今久美さんのブログを今見たら、U-14とA-1(トップリーグ)担当とのこと。素晴らしい!!
そして、オランダ、ドイツ、ポーランド、それぞれの国の若きエース3人と、イタリア代表ベテランのバラッツァとパッジ、アメリカのトム・・・と、これでもか!というラインナップ。ノバラは2年連続でリーグ準優勝なので、今年こそは何がなんでも優勝を!というところだろう。それにしても、お金持ちなんだなあ、このチーム。
選手の中で、注目はトムか。このメンバーの中で、うまくやっていけるのかなあ、という意味で。
アメリカの雑誌「Volleyball Magazine」の7月号に、「Freedom Child」と題して、トムへのインタビュー記事がある。そこに、久光でのことが書かれてあった。曰く、
”・・・日本ではほとんど一人で過ごした。それは練習で疲れていたこともあるけど、文化の違いが主な理由だった。私にとって、言葉の違いだけでなく、日本のやり方に合わせることは、とても大変だった。私はアメリカ人だから、納得しなかったり疑問に思ったことは、話し合え、と教わった。でも日本は「very old culture」で、(言われたことに)疑問の余地なく従う。”
要は、日本のやり方に全く合わなかったということだろう。
たしかに、決勝ラウンドの頃、トムはひとりでぷんぷん怒っていた。チームの中で、明らかに浮いているように見えた。リーグの最初の頃は、チームに溶け込もうと一生懸命努力しているのがわかったけど、その頃にはもうそうした努力は投げ出しているように見えた。
決勝戦で、始まってすぐのタイムアウトのときに、橋本選手に何かまくし立てていて(隣でスタッフが通訳していた)、橋本選手は泣きそうになって、ただただうなずくだけだった。そのときの写真がこれ。

写っていないが、左で、自分のことを指差して話しているのがトム。
全日本で竹下選手の跡を継ぐとばかり思っていた橋本選手が、久光をやめて、一体どうしちゃったんだろう、と思っていたら、スウェーデンリーグに行くそうだ。スウェーデンは、ビーチは人気だが、インドアは聞いたことがない。
以前車体にいたスウェーデン人のアンジェリカは、インドアが自国で盛んでないので、大学からアメリカの強豪・ハワイ大に進学し、卒業後はずっと海外リーグを転々としていた。
だから、そんなに強いリーグではないと思うけど、異国でひとりでチャレンジすることに、意義があると思う。
以前久光にいたトーマス選手(アメリカ)が、「日本のチームにいたときは、セッターの鶴田(原)選手が英語が堪能で、コミュニケーションが充分にとれて良かった」とインタビューで答えていた。やっぱりこれからのセッターは、英語は必須なんじゃないかと思う。
去年かおととし、WGPに来て、海外チームの試合をスタンドの隅で見ていた橋本選手を見たことがある。席はあたり一面空いていたが、ずーっと席から立ち上がって、食い入るように見ていた。ラフな格好で、男の子みたいだった。全日本に入りたいんだろうなあ、と思ったが、今は試練のときか。頑張ってほしい。
話を戻して、トム。

一抹の不安はあるが、トムは"Jenny"郎平や吉田監督とはうまくいっていたようなので、久美さんともうまくいくかもしれない。何考えてるんだかわからない日本人じゃなく、「てめぇら・・・!」の久美さんだから。日本人でも、こんなにはっきり言う人がいるんだ!!とトムも感激するかもしれない。
あらゆる意味で、久美さんには大きな期待をしたい。
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